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「さがみはら」から始める食品開発!~相模原の大豆×エコフィード豚でつくる、SDGsな中華まん開発~

  • 10 時間前
  • 読了時間: 4分

この授業では、中華まん製造メーカーと連携し、原料の選定から加工、販売、コスト管理に至るまで、商品開発のポイントを学びながら進めていきます。さらに、工場での製造も体験することで、より実践的に理解を深めます。こうした学びを通して、食品開発の現場で求められる知識と実践力を身につけていきます。


津久井在来大豆とエコフィード豚を活かした中華まん開発

中華まん企画では、「さがみはら」から始めよう!食品開発とSDGs」をテーマとして、「地産地消による相模原のPR」と「食品ロスの再利用によるSDGsの実践」を目標とし、相模原市で古くから栽培されている大豆(津久井在来大豆)と食品ロスを活用した飼料(エコフィード)で育てられた豚肉を使用して、商品開発に取り組みました。



授業では、受講生全員が自らのアイデアを提案するコンペティションを実施し、専門家および教員による審査を経て、商品化に向けた3つの案「しゅうまいブラザーズ」、「旨辛まん」、「ポークビーンズまん」が選ばれました。


今回はその中から、企業の「売る」という視点で優秀賞に選ばれた「しゅうまいブラザーズ」をご紹介します。



この商品のネーミングは、2個で1セットの見た目がどこか兄弟のような親しみを感じさせること、また「~ブラザーズ」という語呂の良さに由来しています。


「しゅうまいブラザーズ」は、身近で人気のある「しゅうまい」を中華まんで表現することをコンセプトに、子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれる商品を目指して開発されました。


商品完成までの試行錯誤

「しゅうまいらしさ」を出すため、計6回の試作を重ねました。

味の工夫:市販のしゅうまいを参考にして、風味を検討し「しゅうまいらしさ」の一つとして、ホタテの風味に着目しました。コスト面も考慮し、最終的にはホタテパウダーを使用しました。

香りのバランス:大豆の香りとの調和を考えて、ホタテパウダーや胡椒、生姜の量を細かく調整しました。

具材のバランス・食感:大豆と豚肉のバランスや食感を意識し、大豆を細かくカットするなど工夫しました。また、肉の練り方を検討し、やや硬めになる餡に仕上げました。



こちらが最終レシピです↓


工場での製造について

製造は、東葛食品株式会社の工場の生産ラインをお借りして行いました。工場内の厳格な衛生管理を学ぶとともに、製造工程(具合わせ→成型→発酵→加熱→放熱→冷却)の一部に携わりました。作業を通して、品質を保ちながら、「丁寧さ」と「スピード感」を両立させる難しさを体感する貴重な経験となりました。




SNSでの発信と販売

完成した「しゅうまいブラザーズ」を学園祭で販売しました。原価を踏まえた価格設定や、模擬店の装飾、当日の店舗運営などを、チームで話し合いながら進めました。

また販売促進のため、SNS(Instagram)を活用し、商品の魅力や味のこだわりを発信しました。




消費者の声から学ぶ

当日は中華まんの購入者へのアンケートを実施しました。一番にこだわった「しゅうまいらしさ」については、約8割の人が「イメージできる」と回答し、自由記述でも多くのコメントが寄せられました。実際の消費者の声を聞くことで、商品の反応を知ることができました。



企業×地域×チームで取り組む商品開発:学びのその先へ

ご紹介した「しゅうまいブラザーズ」のほか、「旨辛まん」や「ポークビーンズまん」のチームがそれぞれの工夫を重ねながら、力を合わせて商品開発をしました。販売当日はあいにくの雨模様でしたが、3種類すべての中華まんが完売し、大変好評をいただきました。



この実習では、学生が企業の担当者や地域の関係者、教員とやり取りを重ねながら、商品づくりに取り組みます。その過程を通して、コミュニケーション力や他者と連携する力が自然と育まれていきます。


食品開発に関する知識や技術はもちろんのこと、多様な人と協力しながら物事を進める力は、卒業研究や卒業後の社会においても大いに生かされていきます。




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