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【学生ブログ⑭】食品生命科学科の実習紹介 第二弾!

こんにちは😊

食品生命科学科3年のKです。


麻布大学では、学年が上がっていくと、それまでに大学で学んだ授業の内容や器具の操作、分析法などを応用した実習を数多く行います。


今回のブログでは大学である程度知識を積んだ2年生後期、3年生前期の実習を、食品生命科学科の実習紹介 “第二弾” として紹介致します💪




まずは、2年生の後期に行った実習です!

・病原微生物学実習

2年前期の微生物学総論、微生物学実習で学んだ知識をもとに、一般細菌や大腸菌などの培養および顕微鏡での検査を行いました。細菌学的特徴が一つ一つ違う菌類の適切な培地、温度を知り、実際に自分が操作を行った培地で微生物が確認された際は達成感を感じました!


・生理学実習

2年前期の生理学で学んだ知識を参考に、咀嚼運動を行った際に筋肉が発する活動電位の測定実験などを行いました。また、人間の触覚や痛覚がどの体の場所でどの程度の刺激で反応するかの測定も学びました。


・食品学実習

食品中の塩分やタンパク質の定量、小麦粉中の炭水化物・タンパク質の分離、りんごの灰分(ミネラルの総量)の定量など、身近な食品中にどの程度の栄養素が含まれているのかの分析をメインに実習を行いました。





このグラフは、家庭にあるような身近な調味料の塩分(Nacl)の定量結果です。

実験により得られた結果からそれぞれの調味料の性質の考察を行いました。



次に、3年の前期に行った実習です。

・食品衛生学実習

実際にスーパーなどで販売されている市販の食品を対象に、どの種類の合成着色料、食品添加物がどの程度含まれているのか知る理化学実験や、特定の菌類を同定する試験法を知り、その流れを他人に分かりやすく伝えられるようにするフローチャートの作成を行いました。

フローチャートの作成時、学んだ知識を他人に伝えることの難しさを改めて痛感しました。



合成着色料の分離実験。左は失敗例、右が成功例です。

この回のレポートでは、着色量の種類の判定の他、失敗してしまった理由の考察も行いました。


・食品分析学実習

食品中の色素の分離やグリコーゲン量定量、野菜に含まれる旨味成分量の比較、果汁に含まれている糖度や酸度の比較などを行いました。検出した記録は、必要に応じて有意差の検出や統計解析ソフトを使用した統計処理を行い、得られた結果から考察を行いました。




pH試験紙法による柑橘系果汁のpH比較結果です!この結果より全て酸性を示し、且つ、一番低い値を示していたのはレモンだと証明されました。


・公衆衛生学実習

この実習では主にパソコンを使用した統計解析の実践や、既存のデータを使用した過去の疾患の推移グラフの作成、それらの結果を踏まえた考察を行いました。



各実習で提出するレポートは、何を明らかにするための実験をするのか明確にする「目的」、実験手順である「方法」、実習で得られた「結果」、そして結果から考えられる自らの考えをまとめる「考察」が基本となっています。




考察では、実習内で得られた結果から何故この結果が出たのか、改善すべき点はあるか結果と似ている食品や現象はあるかなど、考えられたことを自らの表現方法でレポートにまとめます。



数多くの考察をする為、ハードスケジュールになってしまうことは避けられませんが、日頃から自分の考えや意見や考察をまとめることで、文章力や表現力が身につき、就活時や社会人としてのスキルアップにも繋がります!!!


皆さんも是非この貴重な経験を麻布大学でしませんか?



ではでは!

次のブログで🙌  




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