ブログを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
今日は、教員の知られざる一面を紹介する教員コラムの第5弾で島津先生の登場です!
それではどうぞ!
大学生時代に獣医解剖学の研究室に在籍していたこともあり、動物の骨格標本を眺めることが好きです。骨格は支柱・梁・土台・てこの原理を組み合わせた構造躯体となっていて、多くの動物の体内にこの躯体が組み込まれています。そして、この躯体がベースとなって、長い年月をかけて多種多様な動物のからだが形づくられてきました。からだの「形」と「働き」はお互いに切り離せない関係にあります。からだの「働き」は形の相互作用から生み出され、ある「働き」を果たすためには最適な「形」が必ず存在します。長い進化の過程で無駄が排除された骨格には、さまざまな働きによって生み出された美しさ、“機能美”が備わっています。つまり、骨格は精密な仕組みに伴う機能美を備えた究極の身体装置なのです。私はその骨格の持つ神秘的な機能美に魅了されるのです。
麻布大学には、創立125周年を記念して設立された「いのちの博物館」があります。獣医系、生命環境系の大学として長い歴史の中で蓄積してきた多種多様な動物標本を中心に、歴史的に貴重な資料が展示・一般公開されています。館内に一歩足を踏み入れると、決して広くはない空間にゾウ、キリン、ライオン、イルカ、アナコンダといった大迫力の全身骨格を中心に、約500点の標本が陳列されています。これらの標本の多くは、ほとんどが仕切りを隔てずに展示されているため、骨の持つ色や質感、かたちの特殊性やバリエーションの多さを間近で感じることができます。本物の標本の迫力と魅力を五感で感じことのできるいのちの博物館は、私にはもってこいのスポットとなっています。
骨格標本にご興味のある方は、ぜひ一度は訪れてみてください!!
麻布大学いのちの博物館: https://life-museum.azabu-u.ac.jp/
島津先生のYouTube動画:https://www.youtube.com/watch?v=UAVX0KDI70M&t=6s
麻布大学公式YouTubeチャンネルで、いのちの博物館の360°動画もアップしています!
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