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「かわいい」をカタチにする!「コーギーのおしりまん」開発秘話

麻布大学の食品生命科学科では、2年次に「食品開発PBL・同実習」という授業があります。

PBLとは Project-Based Learning(課題解決型学習)の略で、学生自身が課題に気づき、解決策を考え、試行錯誤を重ねながら成果物を作り上げる実践的な学びの形です。


この実習では、食品開発の基礎から応用までを一貫して学びます。

原料の選定、試作、衛生管理、コスト管理、販売戦略まで、まるで企業での開発現場のような流れを体験できるのが大きな魅力です。



コーギーのおしりをモチーフにした「肉まん」づくり


今回紹介するのは、2024年度のチーム「あざみーちゅん」です。

チーム名は「Azabu Meet(Meat) You」の言葉遊びから生まれました。

“肉まんを通したあなたとの素敵な出会い”という意味が込められています。


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コンセプトは「かわいさ × 独自性 × インパクト」です。

モチーフに選ばれたのは、SNSでも人気の「コーギーのおしり」でした。

肉球やしっぽの形を一つひとつ丁寧に作り、駆け出すコーギーのおしりを表現したかわいい肉まんが完成しました!

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試作から量産までの挑戦


学生たちは、商品化に向けてたくさんの課題に挑みました。

色味の調整:思い描いた色味を再現するために、色素の配合を何度も変えて試しました。

パーツの量産:耳やしっぽなどの細かいパーツを安定して作るために、製造手順について工夫を重ねました。

形の統一:見た目のかわいさをそろえるために、成形方法をチーム全員で共有しました。


最終製品は、東葛食品株式会社(千葉県鎌ケ谷市)の工場の生産ラインをお借りして製造を行いました。

厳しい衛生管理のもとで作業の大変さを実感しながらも、完成度が上がっていく喜びを味わうことができました。


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大学祭での販売と完売の達成


完成した「コーギーのおしりまん」は、大学祭で販売しました。

学生たちは価格設定、整理券の配布、装飾づくり、会計管理など、店舗の運営に関わるすべてを自分たちで担当しました。

当日は「コーギーのおしりまん」のほか、「マヨ・ラ・ドールまん」「はい!チーズまん」「パグまん」の全4種類760個を用意し、すべて完売という大成功を収めました。

購入した方々との会話を通して、消費者の反応を直接感じることができたのも大きな学びになりました。

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学びのその先へ


この実習は、単なる「食品開発の体験」ではなく、食品開発を通して社会の中で自分の力を試し、チームで課題を解決する力を身につける学びです。

多くの学生がこの経験を通じて、自分の将来像を明確にし、食品企業や研究職などさまざまな道へと進んでいます。

学びを社会につなげる、麻布大学ならではの実践的な教育の魅力を感じていただけたら嬉しいです。



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